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人的資本経営への取り組み
経営戦略と人材戦略の連動
グループの総合力発揮、並びにグループ会社の事業戦略を実現するために必要な人材を確保・育成・活性化させていくことを、当社グループにおける人的資本経営の基本的な考え方としています。
人材育成
人材育成方針
映像業界におけるエンジニアとクリエイターは、新しい映像体験の提供を可能とするために、技術と表現の両面から映像制作を支える重要な存在です。一人ひとりの高い専門性の発揮と技術力の向上に向けて、グループ各社において人材育成に取り組んでおります。
エンジニア人材においては、産学連携にも力を入れており、グループR&D組織であるアドバンストリサーチグループを設置し、グループ会社と連携しつつ、国内外の大学と各種共同研究を実施しています。
また、グループ横断で、グローバル人材の育成に向けた、グローバルマインドセットを身に着ける研修やグローバルリーダー育成研修、海外トレーニー制度、及び若手層や管理職向けなど各階層別の研修を計画的に実施しています。
さらに、各事業の持つ強みを理解し、組織の壁を超えてシナジーを生む新しい事業を創造し、その事業を牽引する覚悟と行動力を持った創造型リーダーの発掘と育成を目指した、次世代経営人材育成研修にも計画的に取り組んでいます。
グループ経営をリードする経営人材育成
グループ経営をリードする経営人材育成のため、2020年度より「次世代経営者プログラム」と「グローバル人材育成プログラム」をスタートしました。
次世代経営者プログラム
企業価値を向上させられる経営人材を輩出するためイノベーションを起こして競争優位性を再構築し、変⾰を推進して成⻑への道筋を作り出せる創造型リーダー、変⾰型リーダーの発掘・育成を行っています。
グローバル人材育成プログラム
グローバル人材としての成長につながる実践力・マインドセットの醸成するために、「言語や文化の壁を越えて相手に伝わる表現力と相手理解」、「多様な価値観や考え方の違いを活かし、チームで協力して成果を生み出す」、「失敗を恐れず、前向きに挑戦し続けるマインドを醸成できる」ことをゴールとしています。
研修・教育支援制度
■海外MBA留学制度
「グローバル人材」「今後の経営人材」の育成を目的に、海外MBA留学制度を制定しています。IMAGICA GROUPの正社員を対象に、毎年原則1名、海外MBA派遣候補者を選抜し、海外MBAプログラムの授業料及び住居費等を社費負担しています。
■グローバル人材育成
外国人受け入れ可能な職場づくりを目指し、異文化理解や多様性へのマインドを外国人との対話を通じて学ぶ、公開型研修を実施しています。
「ダイバーシティ時代における異文化対応力研修」
固定観念にとらわれずに異文化を捉え、その特徴を理解し、多様性を受容するマインドを育てます。
「ビジネス英語プログラム(初級~上級)」
スピーキングスキル向上に焦点を当て、受講者のレベルに応じて初級から上級まで選択可能なプログラムを提供しています。
■映像業界のリーダー育成
「VIPO(映像産業振興機構)アカデミー」
VIPOの持つ幅広い業界ネットワークを最大限に活かした研修プログラムに、グループで参加しています。必要なスキルを習得するだけでなく、同業他社のリーダーと刺激し合い、ビジネスに発展するようなネットワークを構築することが目的です。
■イノベーションを生み出す人材の育成
「異業種交流研修」
異業種の同世代・同役職の社員との交流を通じて、視野を広げ、多角的な視点を得ることで、自社および自身の課題を発見・再認識し、その解決に向けた行動につなげることを目的とした研修です。
■グループ合同/階層別研修
「新入社員研修」「フォローアップ研修」「若手社員研修」
グループ各社の事業内容や実績について理解を深めるとともに、基本的なビジネスマナーや仕事の進め方を学びます。さらに、思考力・コミュニケーション力など、主体的に業務に取り組むためのスキル向上も重視しています。
入社半年後の「フォローアップ研修」、3年後の「若手社員研修」では、知識とスキルの定着・発展を図ると同時に、グループ内での同期同士のネットワーク形成を支援しています。
「中堅社員研修」
将来の活躍が期待される中堅社員を対象に、次世代リーダー育成を目的とした半年間のプログラムを実施しています。自らの強みを活かした“自分らしいリーダーシップ”を実践から学び、体得することを重視しています。
「新任管理職研修」
管理職として求められる役割認識、リーダーシップ、組織運営、人材育成、コミュニケーションの基本を習得するとともに、グループ内の管理職同士が連携しながら実践的な課題解決に取り組んでいます。
「役員研修」
法的知識のみならず、急速に変化するビジネス環境を考慮し、ガバナンスを遂行する上で求められる多様な分野の知見を習得しています。
働きやすい職場環境
社内環境整備方針
グループ総合力を発揮するために、グループの理念浸透、グループ経営ガバナンス、相互連携のためのプラットフォーム、働きやすい環境づくりといった、社内環境整備にも取り組んでおります。
グループ社員共通の価値観を明文化したものとして、当社の経営層及びグループ社員が議論を経て創り上げたものが「4We's」です。「4We's」はIMAGICA GROUP共通の行動指針であり、グループ合同の新入社員研修、グループ報などを通じて、グループ社員へ都度発信・共有されています。
他にも、国内グループ会社の経営人材とその候補を一元管理するタレントマネジメントシステムの導入や、現在実施中のグループ内公募制度の更なる進化などグループ相互連携の仕組みを整えているほか、働きやすい職場環境づくりとして、テレワーク、フリーアドレス推進、ICT基盤整備、健康経営の取組み(人間ドックの対象年齢の引き下げ、メンタルヘルスチェック、ワークライフバランス推進等)、ダイバーシティ&インクルージョンの取組(クリエイター・エンジニアにおける外国人の採用、男性の育児休暇取得の推進、女性リーダーの育成と登用)、シニア活躍などを実施しています。
従業員の健康・労働環境への配慮
労働安全衛生に関する取り組み
当社は働きやすい職場環境を推進するために、従業員の安全衛生を第一に考えています。労働安全衛生法関係法令等および就業規則に基づき、従業員の健康の確保および快適な職場環境の形成を促進するための衛生管理規定を定め、それに基づき衛生委員会を設置しています。
1.従業員の健康に関する取り組み
● 健康診断の実施
当社グループにおいては、法定の健康診断と医療機関と提携をした人間ドックの受診を実施しています。また各健康診断に要する時間は出勤認定としています。
● ストレスチェック
従業員がメンタルヘルス不調になることを未然に防止するため、全従業員を対象にストレスチェックを行っています。医療機関と連携してメンタルヘルスケアも実施しており、特別な診療・治療が必要と判断された従業員については、専門医や提携する専門機関を斡旋しています。
● 産業医の設置、活用
健康相談窓口を設置し、職場復帰支援プログラムを提供しています。
● メンタルヘルス対策
社内研修(セルフケア・ラインケア)を実施しています。また、外部EAP(従業員支援プログラム)の導入により、従業員が社内の関係者に相談しにくい悩みも、外部の専門家に相談できる体制を作り、早期に課題を発見し、状況の悪化を防いでいます。
2.働きやすい職場環境づくり
● 労働時間管理と長時間労働対策
労働時間を毎月集計し、従業員の労働時間や残業時間が増えすぎていないか、常に状況を把握しています。
● 柔軟な働き方の導入
・在宅勤務制度
・フレックスタイム制度
・時短勤務や副業の許可
● ワークライフバランス支援
・育児・介護休業制度
・男性育休の取得促進
・有給取得推奨日の設定
● 安全で快適な職場環境
・作業環境の安全管理(衛生委員会の設置)
・パワハラ・セクハラ防止対策(相談窓口の設置、研修実施)
・職場の温湿度・照明・換気の適正管理