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個人投資家向け会社説明会(2014年9月11日/10月6日)

目次

1.グループ概要

  • イマジカ・ロボットグループとは
  • 会社概要
  • イマジカ・ロボットグループの沿革
  • 事業セグメントと事業領域

2.事業セグメントのご紹介

映像技術サービス事業

  • 事業内容
  • 技術者とサービス拠点
  • デジタルシネマサービス

映像ソフト事業

  • 事業内容
  • 制作作品(映画①)
  • 制作作品(映画②)
  • 制作作品(ドラマ/CM)
  • 制作作品(アニメ/MV/ゲーム)
  • 制作作品(プロジェクションマッピング)

放送事業

  • 事業内容
  • 「イマジカBS」
  • 「歌謡ポップスチャンネル」
  • 「FOODIES(フーディーズ) TV」
  • ホテル向け映像配信サービス

映像システム事業

  • 事業内容
  • 画像計測システム(高速度ビデオカメラ)
  • 放送映像システム

人材コンサルティング事業

  • 事業内容
  • 主要取引先と制作実績

3.業績推移

  • 連結業績の推移
  • 連結損益計算書
  • 連結貸借対照表
  • 株価の推移
  • 配当金の推移

4.グループ連携と新たな取り組み

  • 各セグメントの方向性とグループ連携
  • 映像技術サービスの海外展開スタート
  • 映像制作・流通環境のネットワーク化に対応
  • スポーツ映像/Jリーグ映像のアーカイブ構築
  • ~文化的資産継承への貢献~
  • グループ経営理念

5. 参考資料

  • 用語解説(1)
  • 用語解説(2)
  • お問い合わせ先

株式会社イマジカ・ロボット ホールディングスは、2014年9月11日(木)および10月6日(月)に個人投資家向け会社説明会を開催しました。
説明会には、代表取締役社長 塚田眞人、取締役常務執行役員 経営管理本部担当 安藤潤が出席しました。
社長の塚田眞人よりイマジカ・ロボットグループについてご説明しました。

ただいまご紹介いただきました、イマジカ・ロボット ホールディングスの塚田です。
本日は、大勢の皆様にご参加いただき誠にありがとうございます。
当社グループは、おかげ様で本年4月25日付けで東証一部銘柄に指定されました。
これを機に執行部を交代し、2014年6月25日付けで当社代表取締役社長に就任しました。
今後、グループ全体の企業価値の増大に向けて、役員、従業員一丸となって精進していく所存ですので、よろしくお願いします。

まず初めに、グループの概要をご説明します。

我々グループの特長をダイジェスト形式でご紹介します。
売上高約500億円規模のグループで、純粋持株会社体制をとっています。
持株会社であるイマジカ・ロボット ホールディングスの元、事業会社である連結子会社16社が、映像にこだわった事業領域で主にBtoB事業を行っています。
主にテレビ局など皆さまがご存知のメディア系の企業をお客様とし、技術力とクリエイティブ力で映像コンテンツ制作の分野で事業を展開しています。
1935年の創業から約80年の歴史を持つグループで、30年程前までは東洋現像所という社名で事業を行っていました。
映画のテロップで、東洋現像所という名前をご覧いただいた事があるかもしれません。
長い実績もあり、映像業界で信頼をいただいています。

会社概要はご覧のとおりです。
前期2014年3月期の連結売上高は515億2,600万円、従業員数約2,400名のグループです。
筆頭株主の㈱クレアートは創業家である長瀬家の資産管理会社です。

グループの沿革をご説明します。
1935年に日本映画の発祥の地である京都太秦で㈱極東現像所として創業し、その後、1942年に㈱東洋現像所、1986年に㈱IMAGICAと商号を変更しています。
2006年には、映画・テレビCMの制作会社である㈱ロボットと経営統合し、現在の「イマジカ・ロボット ホールディングス」として持株会社体制をスタートさせています。
2011年4月、上場会社であった子会社フォトロンと合併する形で、イマジカ・ロボットグループがJASDAQへ上場しました。
そして、2012年12月に東京証券取引所市場第二部へ上場し、本年4月には同市場第一部銘柄に指定されました。

事業セグメントと事業領域についてご説明します。
事業領域を、「映像技術サービス事業」、「映像ソフト事業」、「放送事業」、「映像システム事業」、「人材コンサルティング事業」の5つに区分しています。
それぞれ、中核会社はIMAGICA、ロボット、IMAGICA TV、フォトロン、イマジカデジタルスケープです。
我々は、映像制作のプロセス全体をカバーする事業領域を持つグループです。

続いて、各事業セグメントの事業内容と特長をご紹介していきます。

まず初めに、「映像技術サービス事業」をご紹介します。
主に映像の加工と編集を行う事業で、IMAGICAを中核とする事業セグメントです。
グループ連結売上高の約3割を占める事業で、前期売上高は159億70百万円、営業利益は13億65百万円です。

主に映画、テレビ番組、テレビCM等の、映像の後加工のサービスを行っています。
業界ではポストプロダクション、通称ポスプロと言います。
撮影サービスから、制作段階での後加工、上映や流通に係る技術サービスです。
IMAGICAは創業以来80年、映像のプロフェッショナルが最新のテクノロジーを駆使し、映像制作業界に技術サービスを提供しています。

映像技術サービスの拠点をご紹介します。
お客様は、放送局やCM制作会社、映画制作会社などで、主に東京地域で各分野のお客様のそばに、多くの優秀な技術者を配置した拠点を置いています。
ポスプロ分野では、国内業界シェア1位です。

デジタルシネマについてご説明します。
我々は発足以来、映画フィルムに携わってきましたが、現在はほとんどの映画館がフィルム上映からデジタル上映に変わっています。
IMAGICAでも、デジタルへの切り替えをほぼ完了しており、全国の映画館にデジタルシネマ用の映像データをお届けしています。
デジタルシネマ関連サービスも国内シェア1位で、顧客である映画の配給会社・制作会社から信頼をいただき、フィルム以上にシェアを伸ばしています。
流通に係るサービスとして、DVDやブルーレイのパッケージ化や、編集(オーサリング)・プレスも行っています。

次にご紹介する映像ソフト事業は、映像コンテンツの企画・制作を行う事業です。
ロボットの他に、ピクスという会社があります。
前期売上高は108億16百万円で、グループ連結売上高の約2割を占める事業です。

映画をはじめ、テレビドラマやテレビCM、ゲームやアニメ作品等、様々なジャンルのエンターテインメントコンテンツを企画・制作しています。
映画など制作した作品の一部には、制作を請負うだけでなく作品の企画や製作委員会の組成にも加わり、出資して権利を保持しています。

ロボットの代表作をご紹介します。
昨年末から今年始めにかけてヒットした「永遠の0」は、ロボットが制作および出資した作品です。
邦画実写作品で歴代6位の興行収入87億円を突破しました。
その他にも、「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズや「海猿」シリーズが代表作に挙げられます。
「海猿」シリーズの監督を務めた羽住英一郎は、ロボット所属の映画監督です。
多くの優秀なプロデューサーとディレクターがロボットに所属していることが、ヒット作を生み続けられる理由の1つです。

今期は既に、「百瀬、こっちを向いて。」、「little forest(夏秋編)」、「STAND BY ME ドラえもん」の3作品を公開しています。
8月から公開中の3DCGアニメ「STAND BY ME ドラえもん」は現在も公開中で、9月末時点で興行収入75億円を突破しました。
年内には「小野寺の弟、小野寺の姉」、「紙の月」および「寄生獣」の3作品の公開が決定しています。

数年前からロボットは、テレビドラマも積極的に手掛けています。
今期上期は、WOWOWとTBS共同制作の連続テレビドラマ「MOZU」と、TBSの「家族狩り」の2作品を手掛けました。
「MOZU」は、「海猿」シリーズと同じく羽住が監督を務めた作品です。
WOWOWとTBS共同制作の連続テレビドラマで、2012年に放送された「ダブルフェイス」も、羽住が監督を務めています。
CMは、映画とともにロボットの柱となる分野です。
映画のようなストーリー性の高い作品を得意としており、業界で大きな賞もいただいています。

続いて、アニメーション、ミュージックビデオ、スマートフォン向けゲームをご紹介します。
アニメーションでは、2009年に米国アカデミー賞の短編アニメーション部門を受賞した「つみきのいえ」が代表作のひとつで、昨年は「ゴールデンタイム」が業界でいくつも賞をいただいています。また、2014年4月よりテレビ東京で放映中のTVアニメ「カリーノ・コニ」もロボットが手掛けています。
ミュージックビデオはピクスが得意な分野で、人気アーティストの作品も多数手掛けています。
最近はスマートフォン向けのゲームも手掛け始めるなど、あらゆるジャンルの映像コンテンツを制作しています。

最後にプロジェクションマッピングをご紹介します。
建物などの凹凸のある物体にプロジェクターで映像を投影する技術の事で、ピクスが得意とする分野です。
2012年の東京駅のイベントをきっかけにプロジェクションマッピングが注目を集めていますが、その映像もピクスが手掛けています。
最近は、横浜ドックヤードガーデンや会津鶴ヶ城のイベント、SUBARUの新車発表会等の映像を手掛けています。

3つめの事業セグメントとして、放送事業についてご説明します。
前期売上高は54億72百万円、営業損失92百万円でしたが、今期は営業利益10百万円の計画です。
グループ連結売上高の約1割を占める事業です。

現在運営するチャンネルは、ご覧の3チャンネルです。
名作映画系の「イマジカBS」、唯一の歌謡曲チャンネルである「歌謡ポップスチャンネル」、唯一の食専門チャンネル「FOODIES TV」の3チャンネルを運営しています。

「イマジカBS」は名作映画のチャンネルで、2012年3月にCS放送からBS放送へ移行しました。
これにより視聴者数は大幅に増加し、視聴料収入を伸ばしています。
前期までは先行的に費用が発生したため営業損失を計上しましたが、今期から営業利益は黒字となる計画です。

「歌謡ポップスチャンネル」は、40歳以上をターゲットとした、日本唯一の歌謡曲専門チャンネルです。
地上波での歌番組の減少や高齢化社会を背景に、ここ数年で視聴者数が大幅に増加しています。
それに伴い媒体価値も向上し、広告売上も伸長しています。

「FOODIES TV」は、国内唯一の食専門チャンネルです。
レシピのソーシャルブログや、キッチン雑貨のインターネット販売、番組のネット配信等、インターネットと融合した、食の総合コンテンツ・メディアを目指しています。
現在、携帯キャリアへ向けた映像コンテンツ配信も準備を進めています。

3チャンネルの運営の他に、ホテル客室向けの映像配信サービスを提供しています。
システムの構築から実際の工事、運用、作品の供給まで、ハードとソフトの両面でサポートしています。
ホテル以外にも、インターネットカフェや老人ホーム、病院など、様々な施設へと供給先の拡大を図ります。

「映像システム事業」は、メーカー、そして商社としての役割を併せ持ち、プロフェッショナル向けに映像機器を提供する事業です。 前期売上高は119億19百万円で、グループ連結売上高の約2割を占める事業です。

画像領域に特化した高品質のハードウェアとソフトウェアを開発、販売しています。
メイン製品である画像計測システムと放送映像システムの他、CADシステムや医用画像システム、教育映像システム、半導体の画像処理LSIを開発、販売しています。

高速度ビデオカメラは、肉眼では捉えきれない高速現象を撮影し、スローモーション映像として視覚化するカメラです。
ご覧の動画(説明会では、自動車衝突実験を撮影した動画をご覧いただきました。)は、自動車が衝突する瞬間を1秒間に5,400コマ撮影し、30コマ/秒で再生した映像です。
実際の180倍のスロースピードで、衝突の瞬間を見る事ができます。
ハイエンドからミドルエンドの製品を中心に扱っており、自動車メーカーや研究機関など、幅広い分野で利用されています。
高速度ビデオカメラは海外展開をしており、世界シェアはトップクラスです。

放送映像システムは、放送局や映像制作会社など、プロフェッショナルの映像関連企業が使う映像機器です。
お客様のニーズに合わせ、フォトロンの独自開発システムと、世界中の放送機器・映像関連機器を組み合わせて販売し、保守・管理までトータルにサポートを行っています。

最後に「人材コンサルティング事業」について、ご説明します。
前期売上高は111億70百万円で、グループ連結売上高の約2割を占める事業です。

クリエイティブ業界に特化した人材サービスを行っています。
主にゲームやWEB等を制作するデジタルクリエイターと、テレビ番組等の映像制作者を中心とした人材を派遣、紹介しています。
また、制作受託サービスと、独自の研修、トレーニングによる人材育成も行っています。

当事業の主要取引先と制作実績をご紹介します。
主要取引先には、放送、ゲーム、WEB、それぞれご覧のような大手企業が挙げられます。
また、人気作品に携わることはクリエイターにとって大きな魅力で、人材確保の強みとなっています。
IMAGICAの編集スタッフについても、イマジカデジタルスケープから派遣しています。

続いて、当社グループの業績、および今期の予想についてお話しします。

過去5年間の業績と、今期予想はご覧のとおりです。
2011年4月にグループ組織再編を行ったことにより、2011年3月期から2012年3月期の間で業績が大きく変化しています。
前期は、映像システム事業と人材コンサルティング事業が好調で、売上高515億円、営業利益20億円で、わずかですが前年対比で増収増益となりました。
今期業績予想は、売上高520億円、営業利益21億円と、今期もわずかですが前年対比で増収増益となる計画です。

過去5年間の業績と、今期予想を当期純利益まで掲載しています。
当期純利益は前期比約2億8,000万円減の、12億6,000万円となる計画です。
前期は子会社の株式売却益を計上したため、当期純利益は減益となる計画です。

続いて、連結貸借対照表です。
前期末の純資産は261億48百万円、総資産420億45百万円となりました。
安定した財務基盤を継続しています。

続いて、株価推移です。
2012年の東京証券取引所市場第二部への上場と、2014年4月の同市場第一部銘柄の指定を経て、出来高が増加しています。
成長が見込まれる事業分野に経営資源を投入し、持続的な成長と企業価値の向上を図り、株主価値の増大に努める所存です。

配当金の推移です。
今期の配当は、現在のところ1株あたり15円を予定しています。
強い財務体質を維持しつつ、安定配当の実施を基本方針としています。

最後にグループ連携と新たな取り組みをご紹介します。

各セグメントがそれぞれ着実な成長を目指して事業に取り組むと同時に、専門分野に精通したグループ会社同士が協力し、新たな価値を創造してまいります。
また、今後は海外展開、M&A、そして新規事業開発をこれまで以上に積極的に推進してまいります。

グループの新たな取り組みをいくつかご紹介します。
まず一つ目は、海外展開です。
グループの海外展開としては、映像システム事業で高速度ビデオカメラが既に海外展開しており、世界トップシェアを獲得していますが、新たに、ポスプロ事業も海外展開を開始しています。
マレーシアに建設中のアジア最大級の映像制作総合スタジオ内に、我々として初の海外の映像技術サービス拠点を建設中で、年内に稼働を始める予定です。
アジア最大級のスタジオでのポスプロサービスを始め、日本の優れたコンテンツの海外への流通支援サービスも行ってまいります。
マレーシアはコンテンツ産業のグローバル化を見据えて、国家を挙げてコンテンツ産業の育成に努めています。
また、日本政府もクールジャパン戦略の一つとしてコンテンツの輸出を推進していますので、我々も、日本とアジアのコンテンツ産業に貢献したいと考えています。

続いて、映像のネットワーク技術についてご紹介します。
世の中のIT技術が進化し、ユーチューブで映画を見たり、インターネットTVも当たり前となっています。
しかし、プロフェッショナルの大もとのマスター映像はデータ量が膨大なため、ネットワーク上で扱うのが難しく、未だにビデオテープ等で配達を行っていました。
フォトロンは、独自の高速転送技術を用いた、「HARBOR」というプロフェッショナル向けの仕組みの提供を開始しました。
映像制作会社やポストプロダクション、放送局といった、お客様がネットワーク上でつながり、高速、安全、確実に映像を転送できる仕組みです。
HARBORは映像を保管する機能も持っています。

続いて、スポーツ映像の取り組みをご紹介します。
Jリーグ映像のアーカイブ構築を、我々グループがお手伝いしています。
過去映像の保存からデジタル化、データベース化、検索用データの付与といったアーカイブ構築により、過去映像の活用の幅が広がります。
グループ一体で協力しており、Jリーグの過去映像は、原則としてIMAGICA経由で配信する事になっています。
先程ご紹介した、HARBORという映像転送の仕組みも使用しています。
野球や相撲など、他のスポーツへの展開にも期待しています。
また、2020年には東京オリンピックも控えているので、今後4K/8K映像が普及していきます。
技術力とクリエイティブ力というグループの力を結集し、スポーツ映像に取り組んで行きます。

最後に、フィルムの修復についてご紹介します。
IMAGICAは、創業当時から映画フィルムに携わってきました。その技術力を、映像資産の修復、保存に活かし、文化貢献にも取り組んでいます。
1899年の記録映画「紅葉狩(もみじがり)」は、日本人が撮影した最古のフィルム映像で重要文化財にも指定されています。
映像が破損した箇所を修復し、きれいな元の映像を復元しました。

こちらが我々のグループ経営理念です。
誠実な精神をもって、映像コミュニケーションにおける新たな価値創造に努め、人々に楽しい驚きを与える魔法の工場をめざします。
「MAGIC FACTORY」を掲げ、我々グループ全員が一丸となって事業に取り組んでまいります。
ご清聴をどうもありがとうございました。

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