8K高精細月面ビューアー

JAXAの月周回衛星「SELENE」(かぐや)が取得した月面全球の画像、および標高データを使用し、月面の地形の様子を3Dで再現した「月面ビューアー」です。クレータなどの細かな凸凹がわかるように高精細8Kモニターに表示しながら、手元の端末でインタラクティブに操作することが可能。操作者が見たい地点を選択できるので、月面探査を楽しむことができます。
2TBの巨大容量をスムーズに表示

総データ量(写真解像度容量)は12,100(画素)×12,100(画素)×7,200(枚)で約2TBあり、最高峰のグラフィックスボードに搭載されているVRAMをはるかに上回ります。
これらの巨大なイメージデータをモニターにスムーズに表示するため、独自に開発したエンジンを駆使して開発したアプリケーションです。高精細8Kモニター上でもストレスなく操作することができます。

月面上の行ってみたい場所をタップすると、モニターに表示された探査機が移動。楽しみながら月面の地面を学ぶことができます。地球からは見ることのできない月の裏側へも探索可能です。
宇宙だけでなく絵画の世界にも、技術の応用が可能

これらの技術を応用したものに「Infinite Pixel Viewer」があります。超高精細にスキャンした絵画をターゲットとした汎用アプリケーションとして開発しました。美術館や博物館などが持つ高解像度データを活用し、8Kを含むモニター上で容易にプレゼンテーションデータを作成することができます。拡大すると見えてくる名作絵画の秘密などを楽しむことができます。
Infinite Pixel Viewerについて
見えなかったものが見えてくるInfinite Pixel Viewerは 1億画素を超えるような超高精細画像に特化したデジタルプレゼンテーション作成システムです。 強力な編集機能によってコンテンツが持つ魅力を最大限に引き出し、 従来の見るだけのデジタルサイネージとは違った、「触って」「発見して」「楽しむ」ことができるコンテンツを、誰でも作ることができます。
https://digirea.com/ipv/


株式会社フォトロン デジタルリアリティラボ(デジリア)
https://digirea.com/
バーチャル宇宙旅行「SPACE JOURNEY TO THE EARTH」


スペースバルーンに乗って宇宙へ旅立つVRコンテンツを制作しました。地上から飛び立つところからスタートし、雲を突き抜け、宇宙の入り口である高度約30,000mの成層圏までの飛行体験を味わえます。高精細8K360°映像で、青くて丸い地球を体感することができます。今回は、VR ゴーグルを装着し、立ったままで体験できるものと、VR ライドに乗って体験できるものの2種の体験展示を試験的に行いました。
「国境を感じさせない青くて丸い地球」をバーチャル体験

今回用意したコンテンツは、宇宙の感動を多くの人に届ける実証実験で作られたパイロット版で、出発地点別に「日本の愛媛県」と「モンゴルのバガヌール」の2種類を用意しました。VRゴーグルを装着し、簡単にバーチャル宇宙空間に旅立つことができます。

スペースバルーンとは、空気よりも軽いヘリウムなどのガスを気球に注入し、その浮力で成層圏や中間圏まで飛ばすことができる大型のゴム風船のこと。その下にカメラを吊るし、15度〜マイナス50度ほどの過酷な環境で、8K解像度で約2時間の連続撮影に成功しました。映像は、ワンカット編集で6分半ほど。高度なスタビライズ編集によってカメラの揺れを軽減し、心地よい映像に仕上げています。
実写撮影の高精細映像から、バルーンとともに宇宙に行く感覚で、「国境を感じさせない青くて丸い地球」をバーチャル体験することができます。

感動体験を多くの人へ共有
「国境を感じさせない青くて丸い地球」を見ることで、平和への気づきやこれまでにない驚きと感動を多くの人に提供することを目指しています。
VR専用のコンテンツだけではなく、プラネタリウムでの上映や博物館での展示なども検討しています。教育現場、商業施設での体験会など、多くの人が集まる場所での活用も視野に入れ、実証実験を続けてまいります。
株式会社IMAGICA GROUP

撮影協力:株式会社コスモ・スペース
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編集協力:株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス
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