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個人投資家向け会社説明会(2013年9月19日/10月8日)

目次

1.グループ概要

  • 沿革
  • 会社概要
  • 事業セグメント
  • 事業領域

2.業績推移

  • 連結業績の推移(1)
  • 連結業績の推移(2)
  • 株価の推移
  • 配当金の推移

3.事業セグメントのご紹介

映像技術サービス事業

  • 事業内容
  • 民放バラエティー番組に強み
  • デジタルシネマサービス
  • コンテンツ流通・配信サポート
  • 4K映像制作

映像ソフト事業

  • 事業内容
  • 今期公開予定の映画作品(1)
  • 今期公開予定の映画作品(2)
  • 3Dプロジェクションマッピング
  • 作品受賞歴

放送事業

  • 事業内容
  • イマジカBS
  • 歌謡ポップスチャンネル
  • 食と旅のフーディーズTV

映像システム事業

  • 事業内容

人材コンサルティング事業

  • 事業内容

4.各セグメントのミッションとグループ連携

5.グループ経営理念

6.参考資料

  • 2011年4月1日 グループ組織再編
  • 用語解説(1)
  • 用語解説(2)
  • お問い合わせ先

株式会社イマジカ・ロボット ホールディングスは、2013年5月27日(月)に2013年3月期決算説明会を開催しました。
説明会には、代表取締役社長 長瀬朋彦、取締役 常務執行役員 経営企画本部担当 角田光敏、執行役員 経営企画本部長 大久保力が出席しました。

まず初めに、大久保経営企画本部長より2013年3月期決算についてご説明し、引き続き、長瀬社長より2014年3月期の計画についてご説明しました。

はじめに、グループの概要をご説明します。

我々イマジカ・ロボットグループ は、映画・テレビ・CM等の映像制作全体を事業領域としておりますが、その起源は1935年に京都・太秦で「極東現像所」という映画用フィルムの現像所として創業した事にあります。
その後、社名を「東洋現像所」、そして「イマジカ」と変えながら、それぞれの時代の映像制作に携わってまいりました。

2006年には、映画やテレビCMの制作会社である㈱ロボットと経営統合し、「イマジカ・ロボット ホールディングス」として持株会社体制をスタートしました。

そして2011年4月、上場会社であった子会社フォトロンと合併する形で、イマジカ・ロボットグループがJASDAQへ上場しました。
このグループ組織再編は、フォトロンの少数株主保護と、親子上場という課題解消が目的であり、証券取引所の審査でも「良い合併」とお褒めの言葉をいただきました。

そして、昨年12月には東証二部へと上場しました。

私どもグループは現在、連結子会社16社、連結売上高約500億円、従業員数約2,000名のグループであります。

また、筆頭株主の(株)クレアートはオーナーの資産管理会社であります。

当社グループは映像関連ビジネスを事業領域としており、創業時からの事業である映像技術サービス事業に加え、子会社の設立やM&Aにより、現在は5つの事業を展開しております。
「映像技術サービス事業」、「映像ソフト事業」、「放送事業」、「映像システム事業」、「人材コンサルティング事業」の5つであります。
それぞれ、IMAGICA、ロボット、IMAGICA TV、フォトロン、イマジカデジタルスケープの5社が各事業の中核会社であります。

円グラフで事業セグメント別の売上高構成も表示しておりますが、ご覧のようなバランスの取れたポートフォリオを築いております。

これら5つの事業は、映像制作の入口から出口まで、一貫したバリューチェーンを築いております。

映像制作の流れというのは、ご覧の図のように、
入口となる映像作品の「企画」に始まり、
次にその作品をつくり上げる「制作」、
そして視聴者にその作品を届ける出口である 「流通」、となっております。
この流れを「映像ソフト事業」と、「映像技術サービス事業」、そして「放送事業」の3つの事業セグメントが、カバーしております。

さらに、映像制作の流れを支えるビジネスとして、
「映像システム事業」と「人材コンサルティング事業」を行っております。

このように映像ビジネス全体において事業展開を行い、且つそれぞれの領域が相互に連携しているのが当社グループの大きな強みであり、他に例をみない事業モデルであります。

続きまして、当社グループの業績と今期予想について、ご説明します。

2009年3月期以降の実績と、今期予想をグラフで表示しております。

前期2013年3月期は、映画上映がフィルムからデジタルシネマへ急速に移行した事により、映像技術サービス事業が縮小し、前期比で減収減益となりました。

今期2014年3月期はその他4事業で映像技術サービス事業の縮小を補い、
売上高520億円、
営業利益21億円、
経常利益22億円、
当期純利益12億円となる見通しであります。

2011年4月の組織再編前後で法人格が変わった事により、売上高は7倍近くなっております。

表形式で、当期純利益まで記載しております。

2011年のグループ組織再編と、2012年の東証二部上場を経て、出来高は大きく増加しております。

成長が見込まれる事業分野に経営資源を投入し、持続的な成長と企業価値の向上を図り、株主価値の増大に努めてまいります。

今期の配当につきましては、現在のところ、1株あたり15円とさせていただく予定であります。
財務体質の強化と内部留保の充実等を勘案した上で、安定した配当の実施を基本方針として取り組んでおります。
なお、中間配当は実施しておりません。

続いて、事業セグメント毎に事業概要とその特長をご紹介します。

初めに、「映像技術サービス事業」です。

主に映像の加工と編集を行う事業で、グループ連結売上高の約3割を占める一番大きな事業です。

手掛ける映像は、主に映画、テレビ番組、テレビCMでありますが、これら映像作品を作るには、撮影素材の映像編集や音声編集、色彩補正等に加え、作品によっては合成、CG加工、テロップ付けなど様々な工程があります。
また、各工程に合ったデータ形式へ変換したり、高いセキュリティや撮影データの管理等も重要です。
これらの工程を総称し、業界ではポストプロダクション、通称ポスプロと呼びます。

テレビや映画館で見る映像は、インターネット動画サイトなどの投稿作品とは違い、これらの多くのポスプロ工程を経て初めて作品として完成します。

具体的に、映像技術サービス事業の特長と取り組みをいくつかご紹介します。

1つ目の特長として、民放バラエティ番組の圧倒的なシェアが挙げられます。
ニュース番組等の生放送と違い、バラエティ番組の多くは、編集やテロップ付などの工程が重要であり、IMAGICAが得意とする分野です。

各テレビ局に対応した拠点を設けていることもIMAGICAの強みの1つですが、中でも特長的なのがフジテレビの湾岸スタジオです。
湾岸スタジオ内にIMAGICAの設備と人材を配し、番組収録直後にポスプロ作業を行っています。テレビ局内に系列ではないポストプロダクションが入り、編集作業を担っている例は他にはないと思います。

他にもテレビ朝日のある赤坂や、NHKのある渋谷にも拠点を構え、充実したポスプロ設備と熟練した多くの技術者を配置しており、各拠点とも高い評価をいただいています。

次に、デジタルシネマの独自技術サービスをご紹介します。

創業当時から映画フィルムで高いシェアを保持してきましたが、現在は大半の映画館がデジタルシネマへと移行しております。
昨年12月末時点で、既に全国映画館の約9割のスクリーンにデジタル設備が備わっています。(参考:日本映画製作者連盟より)

このデジタルシネマでも、フィルムに代わる「デジタルシネマパッケージ(DCP)」サービスにいち早く取り組み、独自のセキュリティ管理機能を持ったサービスは配給会社様からの信頼も高く、フィルム時代以上にシェアを伸ばしております。

続いて、映像コンテンツのファイルベース化に向けた、新たなサービスをご紹介いたします。

近年、スマートフォンやタブレット端末でも高解像度の映像を楽しむことが出来るようになるなど、映像の視聴環境は急速に変化しています。
この変化により、ひとつの映像作品を様々な視聴環境に合わせて二次利用、三次利用と、ワンコンテンツ・マルチユースすることが可能となりました。

このような環境においてIMAGICAでは、お客様から映像作品をお預かりし、いつでも必要なデータを最適なファイルに変換し、ご指定いただいた配信業者へお渡しするなど、お客様が映像コンテンツを最大限活用するためのサービスをご提案しております。

創業から約80年、時代とともに変わるメディアやデバイスに常に迅速に対応してきた実績があり、今後新たなメディアが誕生しようともこの姿勢は変わることはありません。

最後に4K映像制作への取り組みについて、ご紹介します。

今、放送業界を中心に4Kという大きな画素数をもつ映像制作に関心が集まっており、既に家電量販店でも大画面の4Kテレビが販売されています。
しかし、現在見られるほとんどの4Kコンテンツは既存の映像を引き伸ばしたものであり、最初から4Kで撮影、編集するには、まだ多くの課題が残っているのが現状です。

IMAGICAでは、こうした4K映像の膨大なデータを、高速かつ高画質で処理するために必要なサービスをいち早く取り揃え、4K映像制作のサポートに取り組み、実績を上げております。

次に、「映像ソフト事業」をご紹介します。

主に映像制作を行う事業であり、映像ビジネスの流れにおいては「入口」の部分であり、「映像技術サービス事業」に次ぐ2番目に大きな事業であります。

中核会社であるロボットの他に、ピクスという会社があります。

ロボットは、映画やテレビドラマ、テレビCMの 制作を中心に、得意分野が幅広い映像制作会社です。
代表作には、「ALWAYS 三丁目の夕日」や「踊る大捜査線」、「海猿」のシリーズがあり、「踊る大捜査線」と「海猿」シリーズの監督はロボット所属の映画監督であります。
多くの優秀なディレクターがロボットに所属しているということが、このようなヒット作を生み続けられる理由の1つです。

また、制作した多くの作品は、制作を請負うだけでなく作品の企画や製作委員会の組成にも加わり、一部出資し、権利を保持しております。
このような、リターンを得られるビジネススキームを制作会社として確立したのもロボットであります。

今期も、ロボットが制作と出資をする映画作品が複数、公開を予定していますので、いくつかご紹介します。

まず、一番の大型作品が12月21日公開予定の「永遠のゼロ」です。
原作が国民的ベストセラーとなったこの作品は、「ALWAYS三丁目」シリーズで日本アカデミー賞を受賞した山崎監督が精魂込めて手掛けた作品です。

また、11月16日には「ジンクス!!!」という作品が公開を予定しております。
この作品は、韓国のアイドルグループ「T-ARA(ティアラ)」のメンバー、ヒョミンが主演を務めるラブロマンスで、韓国、香港、そしてシンガポールでも上映を予定しており、これを今後のアジア進出の礎の1つとしていきたいと考えています。

その他にも、ご覧のような作品が今期公開を予定しています。

また、昨年は建物などの物体にプロジェクターで映像を映写する、3Dプロジェクションマッピング(以下、3DPM)という技術が大変な話題となりました。
ピクスが映像制作を担当した、東京駅のイベントをきっかけに3DPMの認知度は急激に上がり、その後、全国各地の様々なイベントで多用されるようになりました。
東京駅の他にも、昨年は会津鶴ヶ城のイベントや、SUBARUフォレスターの新車発表会、そしてNHKや六本木ヒルズの周年記念イベントでも映像制作を担当しました。

今期も既に東京ミッドタウンの「ダイオウイカ」のイベントや、横浜ランドマークタワー20周年記念の映像を手掛けており、その他にも多くの引き合いをいただいております。

ピクスは、この新しい映像表現で既に業界のリーディング的地位を獲得しておりますので、引き続き注力してまいります。

その他にも、様々な映像を手掛けております。

制作した作品は、多くの賞をいただいており、高いクリエイティブ力を評価していただいております。
一部ではありますが、受賞作品をいくつか掲載しております。

次に、「放送事業」セグメントをご紹介します。

「放送事業」は映像製作の流れの「出口」に当たり、主にチャンネル運営をおこなっています。

日本でCSデジタル放送が開始された1996年に、当社もチャンネルを開局し、現在はスカパーやケーブルテレビ等で、有料3チャンネルを放送しております。

3チャンネルを簡単にご紹介します。

「イマジカBS」は名作映画のチャンネルで、「洋画★シネフィル・イマジカ」からチャンネル名を変更し、2012年3月からBS放送を開始しております。
BS放送へ移行したことにより視聴者数は増加し、視聴料収入を伸ばしております。

ハリウッド大作から、永遠の名画、映画祭受賞作品、日本初放送作品などを放送しておりますが、アメリカのテレビで最高の栄誉とされるエミー賞で9部門にノミネートされている連続ドラマ「ハウス・オブ・カード」も放送を開始しています。

「歌謡ポップスチャンネル」 は、40歳以上をターゲットにした演歌と歌謡曲の専門のチャンネルで、地上波での歌番組の減少や高齢化社会を背景に、ここ数年で視聴者数は大幅に拡大しております。

3つめの「食と旅のフーディーズTV」は、国内唯一の食専門チャンネルであります。

「フーディーズTV」は、本年12月1日にレシピのブログサイト「タベラッテ」とブランド統合し、新たにスタートします。
オリジナルの番組コンテンツを多数保有する強みを活かし、放送とネットメディアを融合させた、今までにないサービスをご提供してまいります。

これら3つのチャンネルは、どれも特徴のはっきりしたチャンネルである事から、通販などターゲットの明確なCMを打ちやすいメディアとして、広告収入も確実に獲得しております。

「映像システム事業」においては、主に映像機器の開発・製造・販売を行っています。
映像のプロフェッショナル向けに、放送用や編集・加工用をはじめ、学術分野やメディカル分野など幅広い分野に向けて映像機器をご提供しています。

高速度カメラは、フォトロンの主力商品でありますが、車の衝突実験など産業用に使われたり、スポーツのテレビ放送で見られる超スロー再生などに使用されるカメラです。

高速度カメラの新製品「カマキリ」をご紹介します。
フォトロンと、フォトニックラティスという会社が共同で、世界初の高速かつ2次元の光学位相差ムラ計測の技術を開発しました。
4月に日本経済新聞本紙でも取り上げていただきましたが、この製品は、主に液晶ディスプレーなどに使う光学フィルムの品質検査を用途に開発中の製品で、光学材料の生産現場で使用することにより、製造歩留りの向上によるコスト削減や廃棄品削減などの省エネに貢献するものです。
展示会では既に多くの引き合いをいただいており、光学フィルム大手と装置の性能評価を始め、12月までの製品化を目指しております。

最後に「人材コンサルティング事業」ですが、ここでは主に放送局、WEB会社、ゲーム会社への人材派遣および人材紹介を行っています。

初めにご紹介した「映像技術サービス事業」の専門スタッフの多くもここから派遣されております。

また、本年4/1付で、主に日本テレビへの技術者派遣を行う株式会社コスモ・スペースを新たに連結子会社といたしました。
コスモ・スペースのお客様へも技術者派遣に留まらず、当社グループのサービスを幅広くご提案してまいります。

また、新たにクラウドソーシングサービスも開始しています。
クラウドソーシングは、アメリカで急速にマーケットが拡大しており、注目を集めているサービスで、WEBサイトを通じて業務を委託する新たなビジネスモデルであります。

以上、当社グループの5つの事業セグメントをご紹介いたしました。

映像ビジネス領域を網羅する広い事業領域を持つ当社グループは、これからもグループ一体化経営を促進してグループシナジーを追求し、事業領域の更なる拡大に努めてまいる所存であります。

また、本年4月1日付で「事業推進室」を新設し、体制も整備しましたので、海外展開も視野に入れた新規事業開発やM&Aを、これまで以上に積極的に推進してまいります。

最後になりますが、これが我々のグループ経営理念です。

これからも、映像の世界で最高のクオリティとクリエイティビティを追求し、この経営理念の中で「誠実な精神」を掲げております通り、全てのステークホルダーの皆様と「映像コミュニケーション」を通して、どこまでも誠実にお付き合いし続ける事をお約束しています。

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